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シリーズ「意外交友録」その2
同人誌関連の知り合いを紹介する第2弾は「岡本賢一」さんです。
あらかじめて知っている人はともかく、オモテ向きにはあまり接点がない人です。岡本さんが主な活躍の場としている朝日ソノラマ(全単行本23冊のうち15冊)には、私は1冊も書いていませんので。ほーら、意外。
岡本さんには同人誌に寄稿してもらったり、版下製作を協力してもらったり、即売会で売り子を手伝ってもらったりと、それはもう足を向けて寝られないほどお世話になっています。
去年の暮れに出た「SFマガジン」の作家リストで「よっぽど好きなんだう」みたいなことを書かれ、それに対して「ちっとも好きじゃないんだ」と抗議のメールを送ったとか。やあ、なんか私が悪いみたいだなぁ。
でも初めて会った場所が10年くらいの前の「宇宙塵」の例会で、その後ふたりともデビューしてしまうんだから、それはやはり運命ということで(笑)。
しかし、そのデビューのプロセスを含め、何から何まで私と岡本さんは対照的です。同じ部分のほうが少ないくらいといっていいでしょう(先方の意見はまだ聞いてませんが)。
それらをいちいち書いていては膨大な量になってしまうので止めますが、ひとつだけビックリしたことを紹介しましょう。
私は人のうちに行くと、必ず本棚をチェックします。持っている本によってその人の関心がわかりますからね。
初めて岡本さんの部屋に行ったときもそれをやったのですが……。
な、なんと本がない!
いや、正確には小さな本棚がひとつだけあって、辞書類はあるのですが、ホントにそれだけなのです。
世の中には本をまったく読まない人種も存在しますが、仮にも作家になろうという人間(そのときはまだデビュー前でした)がこれでいいのだろうか、と思いましたね。
岡本さんの答は「どうせ、墓の中までは持っていけないから」というものでした。
必要な本は人や図書館から借り、自分で買った場合でも用済みになれば、すぐに売るか捨てる……。徹底した合理主義。「捨てる技術」なんてものは最初からいらないヒトだったのです。本に限らず、家具類も必要なものだけ。そして猫を一匹だけ飼っている……キャラが立ってます。
昨年、久しぶりにその話をしたところ、「いまは自分の本と他の作家からもらった本くらいは保存している」そうです。
ところが……(ここで終わればまとまりが良いのに)
いまでは、9歳下の同居人が1日5冊のペースでいろいろ買ってくるおかげで境界線をめぐる激しい攻防戦が展開しているとか。ふう。でもこのおかげで「猫耳戦車隊」が岡本家にあるみたい。
追記。岡本さんはパーティ等に盛んに出席し、いろいろと情報収集を行っているようです。最近は二次会には出ていないので、人の首を絞め上げてはいないようですが……。
(2001.4.15記す)
2001.5.11 ◇to page top
速報! 猫耳フィギュア!
今年のJAF−CON(総合ホビーイベント)に出展するディーラーさんから、「猫耳戦車隊」のミント中尉と遊月栞里少尉の8分の1ガレージキットを作りたいという申し出(一日版権の申請)がありました。
私としては、もちろんOK。
実現するまでに、まだハードルはあるようですが、はっきりしたら、またお知らせしますので。とりあえず第一報まで。
(2001.5.8記す)
2001.5.9 ◇to page top
ゲームについて
格闘ゲーム「DEAD OR ALIVE 2」の話題が頻繁に出てくるので、相当やっていると思われるでしょうが、そのとおりです(笑)。ゲーセンに出たときからやってます。で、その「3」がマイクロソフトのXボックスから出ることがわかって、「ぬおおぉ」と苦悩している今日この頃。
で、今回は私のゲーム・ライフについて触れてみましょう。
小学生のころは、自分でゲームをいろいろと開発してました。もちろん、テレビゲームではありません。いまでいうボードゲームですね。
遊ぶものがないので、自分で考えねばならない。そこでサイコロと鉛筆を使って、野球ゲームや海戦ゲームをいろいろと工夫しながらやっていたわけです。
編集プロダクションに入った年は、もうファミコンの大ブームが始まっていたので、仕事もそればかり。初めて書いた記事は「ディスク・システムとは?」という解説でした。これで時代がわかるというものですね。
仕事はともかく、個人的なゲーム・ライフでいうと、
RPG。「ウィザードリィ」と初期の「ドラクエ」以外はほとんどやったことなし。最大の理由は、時間がかかり過ぎるから。一番やったのはシミュレーション的要素の強かった「タクティクス・オウガ」でしょうか。何度繰り返してもおもしろかった。あっ、ずっと借りっぱなしの「俺の屍を越えていけ」があった。あと一年ほど時間延長お願いします。
シミュレーション。戦争物だと、これも初期の「大戦略」と「提督の決断」くらいかな。時間がかかるのとやたらユニットやパラメーターを増やす方向はいけません。理想は丸一日くらいで決着がついて、将棋やチェスみたいに何度もできるもの。
そういえばファミコン時代に「フリート・コマンダー」というのがありましたね。ユニットが10個くらいの非常にシンプルなもので、1時間くらいで終わるんですが、なかなか良くできていた。あの方向で進化したものがあれば良かったのに。
同じシミュレーションでもリアルタイム系の「パンツァー・フロント」はまた別の意味で良くできている。
というわけで、総体的に時間のかかるものは、やっていません。ゲームはもう完全に息抜きのつもりでやっているので、「DEAD OR ALIVE 2」のような格ゲーかシューティングがもっぱらです。
格ゲーの中でもとくに「DEAD OR ALIVE 2」にハマっているのは、もちろんそのグラフィック性と操作性によるもの。くどくどとは申しますまい。
(2001.4.14記す)
2001.5.5 ◇to page top
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