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アイディア
パロディやパスティーシュといえども、作品にとってアイディアは重要である。いや、ベースが人様のものである以上、それはより重みがあるといえる。
いわく、シャーロック・ホームズが夏目漱石と会っていたり、実は相方のワトソンが女性だったり、というアイディア。
私もコナン・ドイルがほんの一言だけ触れた「日本の格闘技バリツ」をふくらまし、ボクシングなども交えて格闘家としてのホームズ像を『シャーロック・ホームズの決闘』(1997年幻冬舎・四六判)で表現した。
つい最近、同じコンセプトの作品が集英社のスーパーダッシュ文庫から発売された。
読者層は違うのかもしれないが、4年前にアイディアの先例があるということは、はっきりとアピールしておきたい。
2001.3.30 ◇to page top
まんだらけZENBU
赤塚不二夫のインタビューが載ったことをきっかけに、「まんだらけZENBU」を8号から買っています。これは季刊ペースで出ている、まんだらけの商品カタログのようなもので、古書やサイン色紙、アニメのセル画などの値段が載っています。さすがに手塚治虫、藤子不二雄、宮崎駿などは目玉が飛び出るほど高い。もっとも、私が集めているオリジナル・プリントの世界も、ヘルムート・ニュートンなどは、1枚50〜60万円くらいはするので、似たようなものか……。
「まんだらけZENBU」9号は、2月に行われたオークションの出品カタログでしたが、その中に「エンジェルリンクス」のセル画2枚を見つけてビックリ。大判の版権セルということで最低落札価格は5万円でしたが、10号に載った結果によると、12万5千円と8万円で売れたようです。これまたビックリ。これを超えたのは、宮崎駿モノとか、ごく少数。
将来、食うに困ったときは、柚木涼香嬢のサイン入りセル画をまんだらけに持っていくことでしょう。ふう。……冗談ですってば。(この……の間はいったい?)
追伸:TV用のセル画は、3千円でした。
2001.3.18 ◇to page top
レビュー
久々に池袋に用があって行ったついでに「とらのあな」に寄る。そこで好みの絵のネコミミ本とウサミミ本をゲット。そのとき、「とらだよ。」という無料情報誌の創刊号をもらったのですが、家に帰って見てみると、おおっ、「グインサーガ」や「猫の地球儀」らと一緒に「出撃っ! 猫耳戦車隊」のレビューが載っているではないですか。
「轟音響かせ猫が戦車でやってくる!! 高度に発達した文明が一度滅んだ世界、残された人類は未知の敵ヴォータンとの戦闘を繰り返していた。そんなさなかに都市の遺跡から発掘された「文献」からマッドサイエンティストが作り上げた最強の兵士「猫耳少女」! その能力はともかくとして、気分屋が玉に瑕だったりして。物語は主人公=遊月栞里(人間だが猫耳フェチ?)が608戦車中隊(通称猫耳戦車隊)に配属されるところから始まる……。ハードな戦場ドラマ×猫耳少女の奇跡的な融合を痛快に描き出します!」−とらだよ。創刊号より
こんな風に広めて下さるのはありがたい限り。これでファミ通文庫が普通の本屋さんの棚にきちんと並んでいればもっと良いのですが……。(ちなみに、このレビュアーは「猫の地球儀」のところでソウヤーの名を出したりして、SF読みらしいですね)
ついでに「猫耳」で心残りをひとつ書いておくと、「西へ」の温泉シーン。挿絵のすみっこにカピバラを描いていただければベストだったのだが……。いや、近藤さんのせいではなく、担当さんを通じて念押しをしなかった私のミスなのですがね。とほほ……。
話かわって、先日の深夜、TVをつけると「うまいもの好き」という番組をやっていました。タイトル通りの内容なのですが、そのとき押しかけていたのが、市ヶ谷に移転した防衛庁!! その隊員食堂にTVカメラが入るという貴重なものでした。レポーターとして入った高木ブーが、けっこう階級について詳しかったり、東京裁判を見物、いや、傍聴していたというのは、ちょっとしたオドロキでした。
「闘病記」でちらりと書いた「ツープラトン攻撃の語源」ですが、それを見たある人から情報をいただきました。これで、長年の疑問が氷解。書いてみるものですね。
2001.3.14 ◇to page top
電話
青山智樹氏から「なんてことをしてくれたんだ!」と抗議の電話がくる。某作品のB・マウントレーの件かと思いきや(うぷぷ)、「猫耳戦車隊」についてだった。
「うちの娘が猫耳ねーちゃんにハマってしまって困っている。うるさいので早く3巻目を出してくれ!」とのこと。
たしか青山氏の娘は、3〜4才のはず。将来有望ですね。
とりあえず猫耳のコスプレを娘にさせることを提案。どなたか猫耳グッズを売っている店をご存知の方はお知らせ下さい。あとはとどめとして戦車をあてがうだけですね(笑)
ちなみにリクエストのあった3巻目ですが、いまのところ予定されていません。青山氏の娘さん同様ご希望の方は、エンターブレインまでハガキを出してみて下さい。……といいつつ、年内はもう他社の仕事でいっぱいですが(苦笑)。
2001.3.4 ◇to page top
ドロシー
道でパツキン女性とすれ違うと、思わず「ドロシー・アンダースン」とつぶやいてしまう伊吹です。いやはや長年の習慣(?)とは恐ろしいもの……
ところで、アニメ版の「人造人間キカイダー」を、DVDを買って観ています。原作通りの暗い話。しかも、これまでありそうでなかった石森タッチの絵はシビれますね。ミツコさんの見えそうで見えないミニスカもナイス。
キカイダーのきめ技である「電磁エンド」も、ボソッとつぶやくところで点数高し。
ついでに、昔のTVでやってた「ダブルチョップ」や「大車輪投げ」もつぶやきながらやれば……。それじゃ雰囲気ぶち壊しか。でも、見たい気がします。ギャグで(笑)
2001.3.2 ◇to page top
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