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「猫耳戦車隊、西へ」がようやく書き終わりました。
まだ、いろいろと本にするまでの作業が残っていますので油断はできませんが、1月には刊行できる見込みです。確定しましたら、また発表します。
フラフラの状態で本屋に行くと、新しいSFマガジンが出ていた。「21世紀のSFキィパーソン100人」……ドキドキして立ち読み。あっ、自分の名前がある。いそいそと買い、家に帰って読むと「おたくSF界の救世主」から始まり、終始「おたく」という文字のオンパレード。数えてみると半ページの文章の中に7回も登場する。なんか妙に浮いてるぞ。 *1
やはり100人の中に入っていた岡本賢一氏に電話すると「あれは『ほめ殺し』ですよ。書いたヤツの首を絞めるべきです」とのこと。
さすが岡本さん。つい最近、どこかの忘年会で某評論家の首を絞めて、すっかり味をしめている。見れば岡本氏の項を書いているのも柏崎玲央奈だ。でも、「薔薇姫」に触れていないだけ、まだマシではないですか(笑)。
私としては、いつかの「スペースオペラ増刊号」では完全に黙殺されてしまったので、名前を載せてもらえるだけ良かったと思いますが。
自分のことは抜きにしても、これは好企画だったと思いますね。90年代デビューの作家をこれだけまとめたものは他にありませんから。
あと最近、良かったと思うのは河出文庫から出た年代別のSFアンソロジー。感激のあまり、編者の中村融さんと山岸真さんに電話をしてしまいました。いまのところ、40年代と50年代の2冊ですが、続刊を楽しみにしています。 *2
年内は、これくらいかな。
年明け早々、また新作に着手する予定です。内容についてはまだヒミツ。
では皆さん、よい21世紀を。
Einhorn註
*1:SFマガジン2月号 特集「21世紀のSFキィパーソン国内編100」
ちなみに「SFマガジン」とは、早川書房発行の現在日本唯一の定期刊行SF雑誌
*2:「20世紀SF@1940年代 星ねずみ」「20世紀SFA1950年代 初めの終わり」
中村融・山岸真編 河出文庫/河出書房新社 全6巻刊行予定
2000.12.28 ◇to page top
仕事情報と近況
●仕事
雑誌「歴史群像」(学研)に、戦史ドキュメンタリーを書きました。「サン・ナゼール奇襲作戦」という冒険小説のネタになりそうな話です。
来年1月6日発売の「冬・春号」に載りますので、関心のある方は手にとってみて下さい。
●近況
猫耳戦車隊は、現在ヴォータンの新兵器と激戦中! 年内には決着がつくことでせう。
2000.12.15 ◇to page top
「帝国戦記」脱稿
「帝国戦記」(短篇集)ようやく脱稿。長かった……。
いろいろと悪条件が重なったとはいえ、時間がかかりすぎました。反省。11月に出すべく、前半部分はすでに入稿され、もうゲラが出ていたりします。急いで戻さねば。
執筆終盤、晩飯時にテレビをつけると、マイクル・クライトンが出演しているではないか。でかい! 2メートル6センチ! ジャイアント馬場より3センチ低いだけだ(でかい人間を見ると馬場と対比することが習慣となっている)。番組は「クローズアップ現代」。頭が朦朧としていたので内容は覚えていないが、「アンドロメダ…」の映像は懐かしや。思えば、この人は早い時期からメディア・ミックスをやっていたのだなぁ。
皆様「猫耳」のタイトル案、いろいろとありがとうございます。小林さんの「またたびの市街戦」は何やらイメージがわいてきます。元ネタの「まぼろしの市街戦」は好きな映画のひとつです。
他の方々のタイトルも使ってセルフ・パロディ集でも作ってみたいものですね。で、「コミティア」あたりにいって行商をする(笑)。
考えてみれば、しばらく観ていないけど「アンドロメダ…」「まぼろしの市街戦」ともにLDを持っています。一時期、SF物を中心に買いまくった時期がありまして「大アマゾンの半魚人」から「アルファヴィル」「絶頂5秒前タイムアバンチュール」(蛍雪次郎出演のロマンポルノ)まで幅広く持っています。いずれそのうち、話のネタにリストを発表しましょう。
あと、最近、「ヤングアダルト小説に解説をつけよう」という運動をやっています。編集者へ、直に。これもくわしくはのちほど。
2000.10.24 ◇to page top
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