I氏の手紙

Ibuki Hideaki Free Talk

手紙索引 ■7月の手紙 1  ■7月の手紙 2


きょぬー、ツインテール、そして名前。

『舞-HiME★DISTINY〜龍の巫女〜』の裏話その2です(その1は5月にアップ)。ストーリーのネタバレにならないことを細々と書いています。
 今回はキャラクターが決まるまでの幾つかについて。
 テーマや世界観など大枠が決まっていきますと、次は具体的なキャラクター像を創る段階となります。もちろん、いろいろなやり方があるわけですが、今回は――
 昨年、上京したとき、プロデューサーの古里さんが一言、

「伊吹さんが書く以上、ヒロインは巨乳ですよね」

 はい、これで決定(笑)。もちろん、私に反対する理由はありません(^^
 順番的にも、舞衣(巨乳)→アリカ(微乳。「Zwei」では成長中)→真夜(巨乳)
 ですから、メリハリがあって良いかな、ということで真夜は名前が決まる前から「きょぬー」となったのです。

 髪型をツインテール(ダブルサイド・ポニーテール)としたのは、反対にこれまでそういう髪型のキャラを自作で登場させたことがなかったから。
 とくに強いこだわりがあったわけではありません。
 まぁ、好きなアニメ(漫画)キャラには『ガンスリンガー・ガール』のトリエラとか『学園戦記ムリョウ』の那由多がいますが、お気に入りの理由は髪型というわけではないですし。

 次に名前ですが、『舞-HiME』の主役のネーミングについては、決まりがあるとのことです。すなわち、最初の一文字は「五十音のあ段」から始めなくてはならない。舞衣のま、アリカのあ、それぞれ「あ段」です。
 そこで、あ、か、さ、た、な、は、ま、や、ら……で始まる名前を30個ほど書き出し、いろいろ御相談しまして、真夜となったのです。
 読み方は「まや」と「まよ」で迷いましたが、前者だと他の多くの作品で使われていますし、後者の方がマヨラーのなつきも反応しやすいのではないかと思いまして(笑)。

 あと、名前といえば、目黒さんが絵を描いていて発見したのですが、巴(トモエ)の髪型。あれって、「巴」の字の形から来ていたんですねー。知ったときには、目からウロコが落ちました。

2007.7.14 ◇to page top


最近入手した本やDVDソフト 2007年6月編

 値段は税抜きだったり、税込みだったり、割引き期間中だったり、それぞれです。献呈本も古本屋で買った本も正価表示。DVDの新譜の多くはネットで買っているので、実際はもっと割引されています。表示金額はあくまで目安ということで。

○『戦国時代のハラノムシ』 長野仁・東昇編 国書刊行会
 戦国時代の医学書『針聞書』を紹介した本。当時、病気の大半は体の中に潜む虫のしわざと考えられており、それらをオールカラーで紹介した図鑑。大酒の虫とか、風邪の虫とか、気絶の肝虫とか、頓死の肝虫とか、昼寝の虫とか……。

○『生物と無生物のあいだ』 福岡伸一 講談社現代新書 740円
○『裁判官の爆笑お言葉集』 長嶺超輝 幻冬舎新書 720円
○『クルセーダー巡航戦車 1939-1945』 デイヴィッド・フレッチャー 三貴雅智訳 大日本絵画 1300円
○『太平洋戦線のP−40ウォーホークエース』 カール・モールズワース 梅本弘訳 大日本絵画 1800円
○『陸軍1式戦闘機「隼」』 世界の傑作機 文林堂 762円
○『陸軍2式複座戦闘機「屠龍」』 世界の傑作機 文林堂 757円
○『陸軍3式戦闘機「飛燕」』 世界の傑作機 文林堂 757円
○『陸軍4式戦闘機「疾風」』 世界の傑作機 文林堂 757円

○『みんな元気。』 舞城王太郎 新潮文庫 400円
○『檸檬』 梶井基次郎 新潮文庫 400円
○『十八時の音楽浴 漆黒のアネット』 ゆずはらとしゆき 原作・海野十三 小学館ガガガ文庫 571円
○『人類は衰退しました』 田中ロミオ 小学館ガガガ文庫 571円

○『おおきく振りかぶって』1〜8巻 ひぐちアサ 講談社 各514円
○『紅壁虎(ホンピーフー)』4巻(最終巻) 山本貴嗣 集英社 505円
○『ハチワンダイバー』3巻 柴田ヨクサル 集英社 505円

DVD
○『精霊の守り人』 神山健治 監督・脚本 ジェネオン 5800円

CD
○『わ・を・ん』 Detune. WEATHER 2500円

2007.7.5 ◇to page top


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