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高射砲塔の現在――ベルリンとウィーン
第二次大戦中、ベルリンを守っていた防空要塞/高射砲塔Flakturm(フラックタワー)。『雑想ノート』の中の一篇で、宮崎駿氏もネタにしていたというものです。
戦後は取り壊されそうになったものの、コンクリートの壁が厚すぎて失敗したというから凄い。
それが現在、高級マンションとペントハウスになったというので、ニュースになりました。
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081118868513.html
「これで空襲にも地震にも安心?」とmixi日記に書いたところ、ウィーン在住のマイミクの方から、当地にある高射砲塔Flakturmの情報が寄せられました。
こちらはウィーン市のウェブサイトに掲載されている空撮写真。攻める側からすると、このように見えたことが分かります。
http://wien.at/stadtentwicklung/flaktuerme/index.htm
こちらもあまりに頑丈なので、「壊すか、改造するか」の議論は、何度も登場しては立ち消えになっているそうです。
で、ウィーン市ではアイデアを募集中とのこと。何か送ってみるのも面白いかもしれません。
Ansprechpartner:
Dipl.-Ing. Karl Glotter, MA 18
E-Mail: glo@m18.magwien.gv.at
Telefon: (01) 4000-88881
Telefax: (01) 4000-99-88881
すでにウィーン6区のFlakturm(フラックタワー)は、水族館になっているそうです。
http://www.haus-des-meeres.at/flakturm/flakturm.html
水族館が市から高射砲塔を借りているとのこと。
素晴らしい!! ヽ( ´ー`)ノ
私、ミリタリー関係と同じくらい水族館に関心がありまして、このファンタジックな変身ぶりには狂喜乱舞でございますよ。
もちろん、須藤真澄の『アクアリウム』は、好きなマンガのトップ10に確実に入ります。
2005.6.21 ◇to page top
相次ぐ訃報……
6月6日。
『謎の円盤UFO』フォスター大佐役のマイケル・ビリングトン氏。享年63歳。
6月8日。
『謎の円盤UFO』ストレイカー司令官役のエド・ビショップ氏。享年72歳。
『UFO』は、好きなSFテレビドラマの5本指に入る作品です。放送当時はビデオデッキもなかったので、ラジカセでオープニングのかっこいいナレーションを録音したものでした。
それにしても、司令官と大佐がこうも立て続けとは……。「宇宙人フォスター大佐」のようなオチなんだ! ……と信じたい。
6月9日。
前衛歌人の塚本邦雄氏。享年84歳。
岡井隆氏、故寺山修司氏らとともに前衛短歌運動の中心的存在として活躍し、反写実的で壮麗な日本語を用いた歌風で「言葉の魔術師」と呼ばれました。
学校の授業で習った短歌というのは、日常生活をそのまま写生するもので、当時からSFやファンタジーといった現実離れしたことが好きだった自分には興味が持てないものでした。
塚本邦雄氏の名を知ったのは、いまから17年前に井辻朱美さんにインタビューを試みたときです。「こういった短歌ならいける」と思いました。
触れた作品はまだ一部に過ぎず、追悼を兼ねて、さらなる幻想のイメージに触れてみたいものです。
御三方の御冥福をお祈りいたします。
2005.6.11 ◇to page top
ヘルダイバー
ぐわっ(;゚Д゚)
一晩、冷蔵庫に入れ忘れたヨーグルトを食べたら、腹がモーレツに「ぐ〜、ぐ〜」鳴り始めましたよ。
突然、頭にヘルダイバーという単語が。
アメリカの急降下爆撃機。……いや、今回はそうではなく旧日本海軍の隠語です。
猥談を「ヘル談」と称していたそうな。
で、猥談に入ることを「ヘルダイバー」と……。海軍の隠語の中では、これが一番センスあるかな、と。
「右上空にヘルダイバー40機」
Hな話、40連発……。
もっとも実際の見張り員の多くは、ヘルダイバーではなく、カーチスと呼称していたそうですが。
……あっ、腹の音が治まった。
ダメージ・コントロールに成功したようです。ほっ。
……しかし、後でたまったガスに引火して大爆発。「大鳳」か……。
(mixi日記からの転載)
2005.6.9 ◇to page top
最近入手した本やDVDソフト 2005年5月編
値段は税抜きだったり、税込みだったり、ネット通販のセールス期間中だったり、それぞれです。DVDの新譜はみんなネットで買っているので、実際はもっと割引されています。表示金額はあくまで目安ということで。
『第52戦闘航空団』 ジョン・ウィール 手島尚訳 大日本絵画 2400円
『V−2弾道ミサイル 1942−1952』 スティーヴン・ザロガ 手島尚訳 大日本絵画 1300円
『3号中戦車 1936−1944』 ブライアン・ペレット 山野治夫訳 大日本絵画 1300円
『M3ハーフトラック 1940−1973』 スティーヴン・ザロガ 三貴雅智訳 大日本絵画 1300円
『アムトラック 米軍水陸両用強襲車両』 スティーヴン・ザロガ 武田秀夫訳 大日本絵画 1300円
『イスラエル軍現用戦車と兵員輸送車 1985−2004』 マーシュ・ゲルバート 山野治夫訳 大日本絵画 1300円
『やっぱり勝てない? 太平洋戦争』 やっぱり勝てない?制作委員会編 並木書房 1800円
『中世の紋章 名誉と威信の継承』 テレンス・ワイズ 鈴木渓訳 新紀元社 1000円
『オーストリア軍の歩兵 1740−1780マリア・テレジアの軍隊』 フィリップ・ヘイソーンウェイト 楯野恒雪訳 新紀元社 1000円
『地図で読む日本古代戦史』 武光誠 平凡社新書 720円
『日露戦争史』 横手慎二 中公新書 740円
『公安警察の手口』 鈴木邦男 ちくま新書 680円
『荊の城』上巻 サラ・ウォーターズ 中村有希訳 創元推理文庫 940円
『荊の城』下巻 サラ・ウォーターズ 中村有希訳 創元推理文庫 940円
『痴人の愛』谷崎潤一郎 新潮文庫 629円
『ラッシュライフ』 伊坂幸太郎 新潮文庫 629円
『フラグメント』 古処誠二 新潮文庫 552円
『世界は密室でできている。』 舞城王太郎 講談社文庫 448円
『とある魔術の禁書目録』1巻 鎌池和馬 電撃文庫 570円
『とある魔術の禁書目録』2巻 鎌池和馬 電撃文庫 570円
『UMAハンター馬子―完全版』1巻 田中啓文 ハヤカワ文庫 780円
『タカビーな爆乳彼女のつくりかた』 鏡裕之 二見ブルーベリー 543円
『ブランコのむこうで』 星新一 新潮文庫 400円
カバー絵が真鍋博から後藤貴志に変わっていました。
『横山光輝のすべて』 タツミムック 辰巳出版 1500円
『ガンスリンガーガール』1巻 相田裕 メディアワークス 550円
『ガンスリンガーガール』2巻 相田裕 メディアワークス 550円
『ガンスリンガーガール』3巻 相田裕 メディアワークス 550円
『ガンスリンガーガール』4巻 相田裕 メディアワークス 550円
『蟲師』3巻 漆原友紀 講談社 533円
『蟲師』4巻 漆原友紀 講談社 533円
『蟲師』5巻 漆原友紀 講談社 533円
『ドカベン スーパースターズ編』7巻 水島新司 秋田書店 390円
DVD
『KURAU ファントムメモリー』8巻 入江泰浩監督 メディアファクトリー 5000円
『忘却の旋律』11巻 錦織博監督 角川書店 5800円
『舞-HiME』5巻 小原正和監督 バンダイビジュアル 6800円
『MEZZO FORTE International版』 梅津泰臣監督 6800円
『悪霊島』 篠田正浩監督 ポニーキャニオン 2500円
『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を・愛する・ようになったか』 S・キューブリック監督 ソニーピクチャーズ 2500円
『バリーリンドン』 S・キューブリック監督 ワーナー 1500円
『荒野の七人 特別編』 ジョン・スタージェス監督 20世紀FOX 1980円
『燃えよドラゴン 特別版』 ロバート・クローズ監督 ワーナー 1500円
『ER〈ファースト〉』2巻 1500円
今月もまた大散財。ストレスの発散になっているようです。
「積ん読の山脈」はその規模を広げるばかり。ムダにはならないとは思うものの、来月こそ自重したいもの……。
2005.6.1 ◇to page top
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