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新作「天空魔弾」発行のお知らせ
7月29日、学研の歴史群像新書から「天空魔弾」(1巻)が発行されます。
どういった作品か一言でといいますと、「タイムスリップ型架空戦記」。私としては、長篇でタイムスリップ物を書くのは初めてとなります(短篇では「異説ミッドウェー」に収録した「あの艦を撃て!」がある)。
現代のハイテク兵器VS第二次大戦の米軍という定番の部分を押さえつつ、別の新しい視点を盛りこんだものとなりました。
去年発表した「溟海の鋼鉄葬」や「異説ミッドウェー」よりは一般向けを意識して書きましたが、随所に隠し味を盛りこみ、集大成的な意味も持たせたつもりです。
2003.7.24 ◇to page top
SF大会「T−Con」(7月19−21日)に行かれる方へのお知らせ
私自身は残念ながら不参加なのですが、大会のディーラーズ・ルームにて「パラドックス」というファンジンを代理の方に即売していただきます。
主力商品は「パラドックス・ファイナル」。文字どおり、26年続けてきたSF&ファンタジー・サークルの最後の1冊。SF大会では初売りとなります。
198ページの厚さに、盛り沢山の内容。本サイトを御覧の方にお勧めなのは、山崎竜史氏の小説「サザンクロス・ライジング」(挿し絵・藤川純一氏)でしょうか。
頒価は1000円です。
なお、大内史夫氏の評論「二〇〇〇年の壁を越える少年達――宮崎駿と堀田善衛」がファンジン大賞評論部門賞を受賞決定した、という報を受けました。
他に若干のバックナンバーも販売しますので、ぜひお立ち寄り下さい。
「猫耳戦車隊」の新作短篇のほうは、この夏に間に合いませんでした。発行は11月のコミティア、もしくは12月の冬コミになると思います。御関心のある方は、本サイトを引き続きチェックして下さい。
2003.7.11 ◇to page top
最近買った本とDVDソフト 2003年6月編
(価格は税抜き)
1「SING 野鳥同棲記」和田剛一 小学館 2700円
野鳥の写真と文章による構成。私の動物写真集コレクションの多くは魚や水棲生物、次に猫科哺乳類なんだけど、鳥もまた良いものですな。
2「考える道具」ニコラス・ファーン 中山元訳 角川書店 1800円
西洋哲学の入門書。計算機科学のチューリングや進化生物学のドーキンスといった人たちも哲学史的に紹介しているところが面白い。
3「猫が小さくなった理由」スー・ハベル 矢沢聖子訳 東京書籍 2000円
4「王を殺した豚 王が愛した象」ミシェル・パストゥロー 松村恵理・松村剛訳 筑摩書房 2400円
紋章学をベースとした歴史家の著書。豚、象、熊、ライオン、狼といった動物たちが時代と場所により、どうシンボル化、コード化されていったのか、とても興味深い。
5「カレーな薬膳」渡辺玲 晶文社 1785円
6「日中ビジネス摩擦」青樹明子 新潮新書 680円
7「江戸の釣り」長辻象平 平凡社新書 780円
8「書店の近代」小田光雄 平凡社新書 740円
江戸から昭和戦前までの書店と流通事情を紹介している。
9「国旗で読む世界地図」吹浦忠正 光文社新書 880円
10「幽霊(ゴースト)のいる英国史」石原孝哉(こうえい) 集英社新書 720円
11「ノヴァーリスの引用」奥泉光 集英社文庫 457円
12「活動寫眞の女」浅田次郎 集英社文庫 552円
13「日本語の乱れ」清水義範 集英社文庫 552円
14「朗読者」B・シュリンク 松永美穂訳 新潮文庫 514円
15「はじめの一歩」65巻 森川ジョージ 講談社 390円
16「銃夢 Last Order」4巻 木城ゆきと 集英社 648円
DVDソフト
17「マイノリティ・リポート」日本のみの特別版 3300円
6月末までの限定販売。何が特別かというと「水樹奈々吹き替えバージョン」というその1点につきます。7月からはそれがない通常版になるそうで。
※番外
中沢氏推薦の「DEAD OR ARIVE XTREME BEACH VOLLEYBALL BEST SHOT」はまだ買っていません。まあ、そのうち買うことになるとは思いますが。
肝心のゲームそのものの方も、このところ仕事が忙しいのでお休み中です。とりあえずキャラ全員にバニーガールのコスチューム(バニーコート)を揃えることには成功しているのですが(一番好きなエレナ様には黒、白、金色の3種類)。
またプレイできるようになれば全員にヴィーナス(もっともきわどい水着)を持たせる予定……。現在のところまだ3人だけ。
そういえば漫画家の河本ひろしさんとバレー対戦をやろうと約束しているのですが、お互いなかなか時間がとれなくて難儀しています……。
2003.7.7 ◇to page top
八代駿さん逝去……
声優の八代駿さん(舞台にも立たれていたと思いますが、当方寡聞にして、声優としてのイメージが強いです)が6月25日に逝去されました。享年70歳。
「クマのプーさん」や「トムとジェリー」のトム役で一般に知られている方ですが、個人的に印象深いのは「いなかっぺ大将」の西一(にし・はじめ)役でした。
当時、北海道に住む子供だった私は西一を見て、関西人のイメージを強烈に刷り込まれてしまったのです(本当)。同様に左門豊作を見て、九州人のイメージを(あ、どちらも川崎のぼる作品だ)。御当地に住む人にとっては迷惑な話でしょうが、世の中そーゆうものです。
ちなみに「いなかっぺ大将」というのは掴みどころのない作品でして、原作ではシリアスな柔道物だった時期もあるんですねー。「波返し反動投げ」(確かこんな名前)なんて技も登場したり。……でも、西一は柔道はしていなかったし、何のライバルだったのだろう。あ、人生のライバルなのか。
八代駿さんには、アニメ「エンジェル・リンクス」の第2話にもゲスト出演していただきました。御冥福をお祈りします。
前後してキャサリン・ヘプバーンの訃報も聞きました。個人的には「アフリカの女王」がベストだと思います。
2003.7.4 ◇to page top
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