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11年目に突入!
えっ、何のことかって? 私の作家生活でございますよ。
「氷山空母を撃沈せよ!」の第1巻が発売されたのは1993年の2月下旬。今年の2月で丸10年。そして、これからが11年目というわけです。
デビュー前は主にSFや幻想文学(ファンタジーと書かないところがポイント)方面でファン活動していましたので、古い知り合いは架空戦記でデビューしたことに驚いたようです。一応、氷山空母というSF的なガジェットは使ってはいるんですけどね。
その後、たまに旧友やらSF関係者やらに会うと、たいてい聞かれるのが「いま、何本、(架空戦記の)シリーズ物を抱えているんですか?」ということ。
ああ、こいつら、わしの本を全然チェックしていないな、ということが分かりますね(-.-)。彼と彼女らの多くは、架空戦記でデビューしたこと自体にまず驚いて、いまもその路線でずっと書いていると思いこんでいるんですな。最初の刷り込みが強烈な分、それ以降の活動が目に入らなくなるようです。
一方、架空戦記で伊吹を知った人たち(もちろん、こちらの方が圧倒的に多い)は、その後、大艦巨乳主義のスペオペやら「猫耳戦車隊」「第二次宇宙戦争」「溟海の鋼鉄葬」といった作品で、また別な世界を垣間見ることになった次第(^^)。
今後もいろいろと関心のあるものをアウフヘーベン(?)させたり、新しいこともやっていこうと思いますので、11年目以降もよろしくおつき合い下さいませ。
2003.2.25 ◇to page top
インフォメーション 「コミティア63」出展のお知らせ
2月23日(日)11〜15時(途中で撤収する場合もあり)
東京ビッグサイト 東3ホール K18−a 「パラドックス」のブース
コミティアはオリジナル創作専門の即売会としては日本最大のものです(それでもコミケよりはずっと空いていますので、人混みが苦手な方も大丈夫)。
ここで25年続いてきたSF同人誌「PARADOX」の最終号を販売します。
特集はとくにありませんが、「漫画同人誌即売会でいかにしてSFファンジンを売るか」といった体験的論考などを掲載し、ユニークな内容になっています。小説の創作誌に参加したことのある方なら、うなずける点やヒントが見つかるはず。
創作陣も読み応えのある最強の布陣。
ヒロインたちが活躍する近未来の海洋軍事アクション。
理系感覚とディック的な不条理感が融合した異色作。
かつて井辻朱美氏から「ジェイン・ヨーレンやタニス・リーの短篇よりぐさっときました」という評を得た作者による独特の幻想譚。
他にも日本のマンガ・アニメに影響を受けた海外コミックの紹介、意外な特撮ヒーローが海外ファンの心を捉えているレポートなども掲載。
伊吹秀明、岡本賢一、青山智樹、健部伸明、東條零といった関連作家のエッセイと作品リストもあり。
ここ10年でSFファンジン大賞2回、アート部門賞3回、創作部門賞1回、評論部門賞1回を受賞し、商業アンソロジーも発行したサークルの最後の1冊。ぜひ、フィナーレもおつき合い下さいませ。
バックナンバーにも掘り出し物があるかも。くわしくはパラドックスのウェブサイトParadox Squareを御覧下さい(左メニューから跳べます)。
なお、5月の連休は諸々の事情から、どの即売会(SFセミナーも含む。すまんのぉ、柏崎先生)にも出展の予定はありません。次は夏となります。
夏までに、また「猫耳戦車隊」の短篇を書いてみようかと思っています。タイトルは例によって映画のもじりで「豚と軍艦」→「猫と軍艦」というのを考えていますが、果たしてどうなることか……。御希望がありましたらお寄せ下さい
2003.2.14 ◇to page top
レスいろいろ&メガネでビーチバレー!
ていとく様、歯科医情報ありがとうございます。やはり普通は麻酔はしませんよね。だ、そうですよ、岡本さん。
ちなみに私の知り合いで、10年前に通院中だった歯医者さんとA・C・クラークやゴジラの話で盛り上がったという人がおります(笑)。ていとく様の開業される医院もそういう(あれやこれやの)スタッフが集まるといいですね。
うるぶ様、大改装お疲れさまです。アンドレア・ドリアばりとは大工事ですなぁ。ところで、艦齢の長い軍艦は改装がつきものですが、もっとも激しく変貌をとげた艦は何でしょうか。パッと思いつくのは日本の赤城、加賀、イギリスのフューリアスといったところ。伊勢と日向も新造時と最終時はだいぶ違う。探せばいろいろ出てくると思うので、このネタはまた日を改めて(^^)。
あまえつ様。遅筆なくせに、あれもこれもと手を出したがる性分なので(某編集者は「いばらの道」と指摘)、ミステリーの方はしばらく御無沙汰しています。一口にミステリーといっても、私の場合は三方向くらいやりたい路線がありまして……さらなる困難が予想されます。すみませんが、気長にお待ち願えればと思います。他ジャンルを書くときにも、ミステリー的な要素はいろいろと入れていくつもりですので。
さて近況。先週、西川魯介さんから同人誌「メガネっ娘居酒屋『委員長』」2冊と3月発売予定の「野蛮の園」の表紙コピーをいただきました。発奮(^_^;)した私は、さっそく「DOAX」キャラクターのメガネ化作戦を展開! プレゼントできるアイテムにメガネが各種あるのですね。サングラスではなく、あくまでメガネです(強調!)。現在、8人中4人までがメガネっ娘となり、ビーチバレーにいそしんでいるところです。しかもそのうち3人はバニーガール、1人がスクール水着。いろいろなニーズに対応しているのが、このゲームの偉大なところです(^_^;)。
しかし、当然のことながら遊んでばかりもいられず(>_<)、整形外科のリハビリから帰ってきたら、執筆&企画書作製に戻らなくては……。
次回は23日にあるコミティア情報を予定しています。一部のファンには朗報(?)が含まれるかも。
2003.2.10 ◇to page top
最近買った本とDVDソフト 2003年1月編
(価格は税抜き)
1「マンガで科学がますます身近になる本」別冊宝島 838円
2「世界財閥マップ」久保巌 平凡社新書 760円
3「日本の軍隊」吉田裕 岩波新書 740円
4「航空管制の科学」園山耕司 講談社ブルーバックス 940円
5「なぜ、男は「女はバカ」と思ってしまうのか」岩月謙司 講談社+α新書 700円
6「難読珍読苗字の地図帳」丹羽基二 講談社+α新書 700円
7「北京大学超エリートたちの日本論」工藤俊一 講談社+α新書 880円
8「江戸の色ごと仕置帳」丹野顕 集英社新書 680円
9「フランス映画史の誘惑」中条省平 集英社新書 760円
10「写真とことば」飯沢耕太郎 集英社新書 740円
オリジナル・プリントを集めたころから、幾つかの写真論を読んできたが、一番面白く読めたのがこの飯沢氏の本だった。写真作品そのものの趣味は必ずしも一致していないのだけど、それでも充分に惹きつけられる。
11「最後のディナー」島田荘司 角川文庫 495円
12「マークスの山」上下巻 高村薫 講談社文庫 各648円
13「ヒカルの碁」20巻 ほったゆみ&小畑健 集英社 390円
14「茄子」3巻 黒田硫黄 講談社 524円
15「いちご実験室」山名沢湖 講談社 740円
以前、私のやっていた同人誌にも寄稿していただいた山名さんの初単行本。収録されている短篇のタイトルが「朝顔ラジオ」「春風郵便」「空色探偵帳」「雪玉ロンド」。この独特の感性が素晴らしい。
DVDソフト
16「サウスパーク 無修正映画版」トレイ・パーカー監督・脚本 ワーナー 1500円
17「まほろまてぃっく〜もっと美しいもの」2巻 山賀博之監督 パイオニア 5000円
18「ラーゼフォン」9巻(第24〜26話) 出渕裕総監督 メディアファクトリー 6000円
19「忍風カムイ外伝」7巻(第25〜26話) Imagica 5000円
18と19はシリーズ最終巻。「カムイ外伝」には「忍者武芸帳」のパイロットフィルムやスタッフインタビューが収録されている。
20「YMO/Visual YMO : the Best」 ソニーミュージック 4700円
ライブ映像を中心に、TVCMやビデオクリップを集めたコレクション。当時、私も大いにハマりました。時代ですなぁ。
いただいた本(作者御本人や編集の方などから)
21「帝国海軍ガルダ島狩竜隊」林譲治 学研ウルフ・ノベルス 800円
22「おしおき爆乳ナース」河本ひろし 桃園書房 857円
23「ダイアナ記 戦士の還るところ」荻野目悠樹 EXノベルズ 920円
24「少女武侠伝 野良猫オン・ザ・ラン」早見裕司 EXノベルズ 880円
25「イルカと私が歩く街」中井紀夫 EXノベルズ 800円
26「ルナティック・ドリーマー」桜庭一樹 EXノベルズ 860円
2003.2.7 ◇to page top
歯医者とドラえもんとビーチバレーの近況
昨年の口腔外科での日帰り手術後の抜糸やら消毒やらが一段落したあと、1月は近くの歯科医院に歯石取りに通いました。
ほとんどの人は経験していると思いますが、歯の除石ってチクチクとけっこう痛いですよね(私の場合は顎が小さくて、嘔吐反射も強いので三重苦)。で、岡本賢一さんにその話をしたところ、
「でも、ぼくの通ったところでは麻酔をかけてくれましたよ」
えっ? それは初耳。
歯石を取るとき、麻酔をかける歯医者はいったいどの程度いるものなのでしょう? 御存知の方はぜひ教えていただきたいですね。……若干お一人心当たりあり。(^^)
さて、私が行くのは午後3時ごろなのですが、そのころは医院もヒマらしく、若先生やおねーさんたちが雑談していることが多い。つい先日も「ドラえもん」のタイトルは全部カタカナだったか、どこからひらがなになっているのか、という話題で白熱(笑)していました。
(知っている。私は知っているぞ)と治療中の私は心の中で何度つぶやいたことか。
ようやく口が聞けるようになって、教えることができたのですが、なんか変な顔をされてしまいましたねぇ。やれやれ……。
まあ、でも、ドラえもんの話題ぐらいで良かったというものです。
「フィンランドのSF作家クレルボ・クッカスェルビが死んだ年って、何年でしたっけねぇ」とか(1984年)
「池袋西口にあるベララベラって喫茶店、やはりベララベラ湾夜戦の体験者がやっているんでしょうか。気になって気になって」(知りません)
なんて会話している歯科医院はちょっと怖ろしいというものです。これもまた心当たりのある方は……(^_^;)
発売延期もあり、待ちに待った「DEAD OR ALIVE XTREME BERCH VOLLEYBALL」がようやく23日に発売。即ゲットして(予約までしていた)プレイしまくりです……といいたいが、まだ仕事が終わっていないので、鉄のような自制心を発揮してまだ少ししかやっていません(少しか?)。
知らない人のためにちょっとだけ解説すると、格闘ゲーム「DEAD OR ALIVE」シリーズに登場する女の子たちが、南の島でビーチバレーの試合をする……という単純なスポーツものではなく、試合に勝って(カジノもあり)、賞金を稼ぎ、300着以上もあるという水着を買いまくってプレゼントしていくという変則的なギャルゲーです(といって良いでしょうね)。プロポーションの良い女の子たちのグラフィックは必見ですな。
とりあえずは、エレナ嬢に猫耳としっぽ付きの水着を着せることに成功しているワタシ。ふふ。
おそらく多くの人がすでに発言していると思いますが、私も一言。雪印や全農などが協力して発売した新しい牛乳ブランドのMEGMILK(メグミルク)。
光や紫外線を通しにくいという赤いパッケージ。でも、赤はやっぱり牛乳のイメージとは合わないなぁ。
いや、そんなことより、キャンペーンガールはどうしてMEGUMIではないのか。何故ならば――以下、自主規制(-_-;)
2003.2.1 ◇to page top
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